賃貸マンションで家族4人、心地よく暮らす。妥協した部分は“ひと工夫”で自分好みに

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インスタグラマーのAyumiさん(@a_y_m_i_m_a_)は、地方の賃貸マンションで暮らす2児のママ。「剥がせる壁紙」などを使ったDIYでお部屋づくりを楽しむ様子をインスタグラムで発信しています。

Ayumiさん宅

Ayumiさんの自宅インテリアを拝見しながら、DIYのやり方や雑貨の選び方について聞きました。

入居初日に床をリメイク

 Ayumiさんは夫の転勤をきっかけに、現在の築15年ほどの賃貸マンションに入居。リビング・ダイニングの床はもともとダークブラウンのウォールナットでしたが、シート状のクッションフロアを貼り付けてリメイクしています。 「急遽決まった引っ越しだったので、内見できる日数が1日しかなかったんです。家の床の色が好みではなかったのですが妥協するしかなく、それなら自分で敷いちゃえ! と(笑)。  北欧系のナチュラルな色合いが好きなので、好みのフローリングシートを引っ越し前に楽天市場で注文しておきました。引っ越しの当日に大きい荷物が運ばれて来る前に作業しました。初日にそれだけは一気にやって、あとは少しずつお部屋づくりをしていきました」

リビングの床

夫には「迷惑はかけないから好きにやらせて!」と宣言し、1人で作業したというAyumiさん。自分だけできれいに敷けるものなのでしょうか? 「私はDIYの経験はありませんでしたし、クッションシートを敷いたのも初めてでした。今はよくできている商品がたくさんあるので、多分、だれでも簡単にできるようになっていると思います。  剥がせるタイプのシートなので、賃貸でも問題ありません。貼ってから6、7年経ちますが、張り替えたりしなくても剥がれたりすることはまったくないです」

DIYで壁に“飾り棚”を作成

ダイニングのニッチ

 ダイニングの奥はまっすぐな壁でしたが、「ここに少し飾れるスペースがほしいな」と思ったAyumiさんは、ニッチのようなスペースをDIYしています。 「天井の部分には元から梁があって、その下に奥行き17cmくらいのスペースを作りました。クギはほぼ使わず、『魔法のテープ』という、きれいに剥がせる強力な両面テープで作っています。  支柱になる太めの木の柱を4本くらいと、上板、前面の壁に当たる前板の木材をホームセンターで切ってもらって購入しました。  まず、床にマスキングテープを貼ってから魔法のテープを貼って、その上に支柱を立てます。支柱の上にも魔法のテープを貼って、上板を乗せて固定。  支柱と上板に、前板を立てかけてこれも魔法のテープで貼り付けます。前板と支柱を固定するために数箇所かだけクギを打ちました。  その上からシールタイプのベージュの壁紙を天井から床まで貼りました。壁紙も剥がせるタイプなので引っ越すときは撤去すれば問題ないと思います」  このスペースは、フラワーベースやキャンドル、額に入れたポスターなどをディスプレイする場所としてダイニングに欠かせないスペースになっています。

インテリアのサイズには妥協しない

ホワイトの天板が印象的なダイニングテーブルは、脚と天板を別々に注文したものだそう。 「脚の部分は、ずっと欲しかった北欧ブランドの『Form & Refine』で購入しました。でもダイニングが狭くて付属の天板のサイズだと大きすぎたため、天板は泣く泣く諦めました。楽天で白いウッドのサイズの合う天板を購入して使っています。『天板 テーブル』で検索すると、天板だけで買えるものがたくさん売っているんですよ」

ダイニングテーブル

 Ayumiさんはインテリアにおいてサイズ感を重視しています。 「サイズはすごく気にしていて、とりあえずこれくらいで合うかなと思って買うことは絶対にしないようにしています。  置きたいスペースの横幅や必ず高さを測って、買い物に行くときはメジャーを持っていきます。少しだけ大き過ぎたり、小さかったりするのが一番もったい無いと思います。ピッタリ合うサイズの物を探すことへの執念は持っています(笑)」

ディスプレイは目線を散らして

ウォールシェルフ

 ソファとテレビがメインのシンプルなリビングは、テレビ横に設置したフック付きのウォールシェルフがアクセントになっています。 「ウォールシェルフは『WOODCHUCK by GRIMM`S』のもので、石膏ボード用のフックに引っ掛けて設置しています。細い釘3本で止められるフックなので、外すと小さな穴が3つ空くだけなのでクロスの穴埋め剤を塗ると跡が分からなくなります。  私はあまりたくさん物を置くのが好きではないので、雑貨を飾るときは最小限にしています。1番気にしているのは置く場所で、例えば棚の上に2つ物を置いたら、その下の段のフックに引っ掛けるのは、上の2つの物の間にします。目線を散らすことを意識すると、たくさん置かなくても物足りない感じがしないと思います」

照明は温かみのある木製のものを

ファは、Ayumiさんのインテリアに合わせやすいシンプルなグレーです。 「ダイニングからリビングが縦長になっていて、背が高いソファだとダイニングからテレビを見るのに邪魔になってしまうし圧迫感があるので低めのものにこだわって探しました」  照明は「LAWA DESIGN」のもので、ウッドの幾何学的なカッティングが特徴的なもの。

リビング照明

「木をカッティングして作られているものなんです。自然素材で温かみがありながらも、人工的なラインの感じとのミックス感が面白いと思いました」  リビングと子どものスタディスペースを隔てる木枠は、元はブラウンの木材の色でしたが黒にリメイクされています。

リビング

「黒のマスキングテープを貼っただけなんです。テレビや照明のコード、窓の枠も全部黒なので、『この枠も黒にすると馴染むかな』と思って揃えました。  この部分に黒があると、空間がちょっと引き締まったり、照明やウォールシェルフなどのウッドがあってもナチュラル過ぎない雰囲気になると思います

雑貨は、高価でも良いものを少しずつ

雑貨

 リビングダイニングは、ベージュやライトグレーの柔らかな色合いにピンクを差し色にして、ブルーのフラワーベース(花器)やイエローのキャンドルなどの雑貨をポイントで入れています。 「雑貨をいろいろと見てきて思うのは、少しお値段が張ると感じても高めの物を買ったほうが、結局は長く使えるということです。100円の物を10個買うよりも、数ヶ月頑張ってお金を貯めてちゃんとしたものを買うようにしています。  毎シーズン雑貨を買い足している訳ではなく、お値段の高いフラワーベースは通年で同じ物を飾っていますし、基本的には自分の好きなものを気分で配置を変えたりしながら飾っています。  インスタグラムを見ていると素敵な雑貨を飾っているお宅がたくさんあって、つい欲しくなってしまうのですが、見て楽しむだけにしてあまり振り回されないように心がけています(笑)。  私は雑貨はなるべく楽天で探してポイントを貯めて、高価なものはポイントを利用して買うようにしています」  Ayumiさんは現在専業主婦ですが、以前はアパレル系のセレクトショップでVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)をしていました。 「昔からインテリアが好きで、仕事ではインテリアを中心に視覚的にショップの空間づくりをする仕事をしていました。  その延長線上で今もお家づくりをしています。家に雑貨を飾るときは、お店のウィンドウのディスプレイを作っていくときに、詰め込み過ぎず寂しく感じないよう物を配置するときの感覚に通じるものがあると感じています」

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